「すべての知識を20字でまとめる 紙1枚!独学法」(浅田すぐる著)という本を読みました。
まず、この本を読もうと思った経緯ですが、このブログの過去記事を読めばわかるように、私は、「ブログに本をまとめるとき、長くなってしまう」という問題がありました。これは、なるべく本の内容を漏らさず写そうという気持ちによるものでした。
そこで、アウトプットに関する本を読みたくなり、この本を購入しました。内容を20字でまとめることができれば、分かりやすいまとめになるであろうという算段です。
実際に読んでみた感想ですが、結局この本は「目的に合わせて要所をまとめろ」ということを言っているので、「本をひたすらまとめる、このブログには直接生かせなそう」という感じです。
ただ、働くために、「本を読む」「学習する」ことについての本質について、触れられたので、非常に満足できる内容でした。
はじめに
- 「学び」をもっと「仕事に活かせる」ようになりたい、と思う人は多い
- 学習に関する誤解とポイント
- 学んだことはすべて覚えてないといけない→仕事に活かすことが目的なら、全部でなく1行覚えておく
- 一生懸命勉強していればよい→「アウトプットするためにインプット」が大前提
- 勉強は自分のためにやること→仕事に活かすなら「人のために勉強」が本質
- 優れた学習コンテンツには2つの条件がある。「体系=仕組みがあること」「シンプルな型で実践できること」
初伝:INPUT
学びを忘れてしまう理由
- 現代は、学びが消費になっている時代。学んだ内容を忘れてしまうのが当然という価値観すらある
- 目的を明確化して、「消費型」から「投資型」へ
- 能動的なインプット、本のキーワードの咀嚼ができていない
- 思考整理しながら学ぶことが重要
- 長い内容は、人間は覚えていられない
- 一息で言えるくらい短く要約することが重要
20字インプット学習法
- 色々な先人の知恵から、20字あれば伝えたい内容は表現できる。
- あらゆる書類を紙1枚でまとめるという仕事術:紙1枚、枠内に収めなければならない、テーマから逸脱したことは書けないという制約
- 制約があることによって、思考整理(情報を整理し、考えをまとめること)が促される
- 思考整理して本質をつかめば、後から思い出すことができるし、人に説明するとき伝わりやすい
- 本を読む際、目的を決める:関係ない情報を切り捨て、役立ちそうな情報を整理できる。
- 目的を決めたら、それを忘れないように本を読む(横目でチラチラ見る、など)
- 実際の流れ:キーワード(Max16個)を抜き出す→グルーピング・整理→20字でまとめる
- 20字にまとめるヒント:もっと短い言葉?順番を入れ替えて端的にできないか?修飾語句をいじって分かりやすくできないか?
- 唯一の答えでなく、自分なりの答えを目指せばいい
- 著者の言葉より、自分の言葉でまとめるようにする
- 本質は決して「絶対的な真理」ではない。「多くのケースに当てはまる」だけ
- 「本質」を意識すれば、ヒトコトで相手を納得させることができる。それが教養のある人。
- 重要なのは「シンプルな本質をどれだけ厳選できているか」
アウトプット力を高める学び方
- アウトプットとは、人に説明できる状態
- 「いざ人に聞かれたら説明できるように、物事を理解する」
- 説明力は職場での評価を左右する
- わかるとは、「What」「Why」「How」が解消された状態
- 思考整理するときは、つねに3つの疑問詞を意識する。すると「何がわからないのか、わからない」という状態にならない
- わかるにはキリがない。上の疑問詞で、その線引きができる。
中伝:OUTPUT
- 3Q(3つの疑問詞)を意識したアウトプットをする(3Qシート:Max3個)
- 説明力は求心力になる
- 「講師が強調すること」より「目的達成に役立つこと」を優先
- どう活かす?の答え:実際に行動に移せるレベルになっているか?
- ほとんどの本は、すぐに生かせる書き方になっていない。自分で変換する。「行動に移せるレベルの表現」だから価値がある。
- 「具体的にどう?」というセルフ突っ込みを入れる
- 3Qアウトプット法を身につけるだけで、その他大勢から抜け出せる
奥伝:CONTRIBUTION
- 個人起業家が陥りやすい病:仕事の動機に、他者視点がない
- 「働く」とは「傍」を「楽」にすること
- 傍を楽にした結果、対価=お金が受け取れる。ビジネスとは独りでは成立し得ない
- 「自己実現」ではなく「他者貢献」。これが仕事の本質
- 「他者貢献」を積み重ねるという価値観でいてこそ、チャンスを与えてもらえる
- あなたの仕事観に、他者貢献の観点はどれだけ入っている?→ワーク
- 学んだことを仕事に活かせないのは、根本的に仕事観がズレているから
- 学習の目的は、他者貢献の力を高めるため
- 他者貢献型の人は、周囲の人が抱える問題リスト=需要のストックがある
- 学ぶとき、主語を変える。主役は、お客様・同僚など、他者
- 目的が明確であれば、ビジネス書から学びを得なくても良い
- 他分野の名著、骨太な本から学びを得たほうが、スマート
- まとめるときに迷ったら、相手の立場で判断する
- ぜひ、学びを「自分のため」だけでなく「他人のため」に活かしていこう
- 本の表現をそのまま使って相手に理解されなかったのでは、他者貢献の観点から意味がない
- 著者のメッセージの言い換えは、自分のためにも、相手のためにも、どんどんやる
- 問題を行動で解決するときは、相手が行動に移せる=動作レベルかを考える
- 「楽にしたい人」を見つけ出していくことが必要
- 人間は、問いが立つと答えが出るまで探し続ける。仕事で関わる人の問題は?と常に問うことが必要
あとがき
- 世の中、経歴獲得のための勉強が蔓延している
- 人生観をつかみたい、という知的好奇心型の勉強は嘲笑されることすらある
- 本質を知ったときに、人は楽しいと感じるので、知的好奇心型のほうが正しい
- もっとも、知的好奇心だと他者貢献が欠落しがちになるので注意