独学で理系・会計初心者が簿記2級に合格した話

第154回簿記2級に合格したので、その記録を残します。

はじめに

スペック

理系・大学院生・修士2年生
IT系業界に行く予定
会計系の勉強は初めて(簿記3級などの資格なし)(授業を取ったこともなし)

動機

簿記は仕事で特に必要というわけでもないのですが、なんとなく以下のような理由で受験しました。

  • 春休み中の暇つぶし勉強のモチベーション
  • 自分の資産をきれいに管理したい
  • 転職(しないと思いますが)のとき、多少箔がつく???
  • 管理的な職種になったら必要な考え方???

実際のスケジュール

ちなみに、試験は2月23日13時~です。

  • 1月初旬:申し込み
    申し込み方法などはホームページを見ていただくのが確実だと思います。私は、町田商工会議所で試験を受けたので、久美堂という書店で申し込みました。
    そして、申し込みしてから勉強を開始しました。遅すぎですね。
    様々なホームページ等で調べたのですが、勉強は大まかに「工業簿記→商業簿記→演習」という流れのようです。
    実際、それが良いと思います。余裕がある人は、工業簿記の前に、簿記3級の勉強したほうが良いと思います。

  • 1月中旬:工業簿記の本を購入
    購入してからしばらくは、1日(土日含む)平均1~2時間勉強しました。
    工業簿記が一通り終わったので、商業簿記の本を購入しました。

  • 1月下旬(29日):商業簿記の本を購入
    試験1ヶ月前切っていますが、このタイミングで購入しました。(遅い)
    商業簿記は内容が難しく、同じ時間やっても参考書の進むページ数が少ないため、1日(土日含む)平均2~3時間程度は、粘り強く勉強しました。
    途中から、前日やった範囲の「練習問題」を取り組むようにしました。面倒ですが、確実に覚えていけるので、やったほうがいいです。
    ペースアップしたため、試験2週間前くらいには一通り終わったのですが、2月中旬に旅行の予定があったため、2月の試験前1週間で過去問をやるハメになりました()

  • 2月中旬(18日):過去問を購入
    完全に遅いんですが、過去問を購入しました。簿記は過去問を重視すべきでない、と書いているサイトもありますが、知識だけではない「問題を解く力」を養えるのは、端的には過去問だと思います。
    試験直前だと、過去問の書店在庫が薄くなっていることが多いです(反省)。注意しましょう。
    試験1週間前は、1日6時間程度、過去問を1日平均1.5年分やるようにしました。
    「やったのは覚えているけど忘れてる…!」とか「こんな難しい問題解けねえ~」とか結構ありますが、全ての問題をしっかりと復習することが重要です。
    (あとは、肝試しとして、簿記ナビの超難しい模試をやっておくといいかもしれません。難しすぎて「肝試し」と読んでおきます)

  • 試験前々日・前日・当日

試験前々日・前日は、過去問に加えて、「あやふやになっているところ」の練習問題を繰り返し解くようにしました。(具体的には連結修正仕訳(仕訳のみ)と、CVP分析です。)
当日は、練習問題を解いたノートを眺める程度でした。

使った本

  • テキスト:パブロフ流でみんな合格!日商簿記2級テキスト&問題集(商業簿記、工業簿記)
    勉強って、「始めるハードル」がめっちゃ高いと思います。しかし、この本なら、導入部分が漫画でできているのでハードルが低いです。この本を買った最大の理由がコレです。
    また、練習問題も逐一ついているので、一冊で勉強をするには効率が良いと思います。(実際の試験対策はコレ一冊では無理ですが…)

  • 過去問:ドンドン解ける! 日商簿記2級過去問題集
    本屋にこれしか置いてなかったです…正直、問題があれば良いのと、解説はネットに落ちているので、何でも良いと思います。
    (大原の方が、直近の問題が載ってるので、精神衛生上は良いと思います。)

反省

悪かった点・後悔

  • 始めるのが遅かった
    必要な勉強時間を確認して,「1日何時間できるから,何日前から勉強しよう」というのが全くありませんでした。
    実際、過去問をやっている1周間は精神的に辛い時もありました。

  • 簿記3級を勉強していないので,「何となく」で商業簿記の勉強をしていた
    3級で基礎を学んでいないので、「こういう問題が来たらこう答える」という感覚で勉強していました。
    大元から会計を考える心を学んでいないので、「資格は取れたが、本質は掴めているか微妙」という感想を持ちました。
    さらに、今回、2級の勉強しかしていないのですが、3級の内容も出題されることがあります。(パブロフのテキストも、3級を勉強した前提で本が出来ています。)時間がある方は、3級の勉強を軽くでいいので、取り組むことをオススメします。

良かった点

  • 練習問題を振り返るようにした
    商業簿記を勉強する際、前日の内容の練習問題を解き直すようにしました。

  • 合格ラインを意識しながら勉強した
    簿記試験の合格ラインは「得点」だけです。試験の難易度によりません。過去問を採点する際は「ここができるはずだったのに出来なかった」というところを見極め、「次は絶対ミスしない」という気持ちで復習しました。(精神論)

  • そこまで金に糸目をつけなかった
    特に試験直前の話です。過去問の解答用紙はコピーして何回も使えるように…とはせず、直接書き込みました。お金は多少かかっても、時間のかからない方を選んだのは正解だったと思います。

  • 「今日はここまでやらなきゃいけない」と自分を追い込めた
    完全に精神論ですが、「今日は調子がいいから80ページすすめる!」などと決めた日は、必ず達成するようにしました。

結果

合格しました!

合格率3割弱という、やや簡単な回でしたが、合格することが出来ました。
また、合格証を受け取る際に「ちなみに得点とかって分かりますか?」と聞いたら、得点開示してくれました(ありがとうございます)。その結果がちらです。

(スゲェ!(AA略))(自画自賛)

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。
勉強法は、その人にあったものがあるので、ここで書いたものが最適とは言いません。実際、パブロフから出ている簿記のアプリなどを使ったほうが、スキマ時間でもっと勉強できたかも…とか思っています。ので、この記事は参考までに…
これから簿記2級に挑戦する人は、「粘り強く」「自分を追い込んで」勉強すれば、必ず合格できると思います。(そもそも、士業の類ほど難しくはないハズなので…)
また、(当たり前ですが)「早めに」「毎日」取り組むことは重要だと思いました。
頑張ってください!!!

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