初めに結論
– 安い・無名メーカーのSSDは壊れやすい。
– SSDも、安かろう・悪かろう。信頼できるものを。
背景
最近、SSDがかなり普及してますよね。
大昔は、耐久性に不安があると言われていたのですが、
今ではHDDと遜色ないくらい持ち、通常使用では5年程度は持つと言われています。
参考:今やHDDより頑丈な「SSDの寿命」と耐久性の凄さ
さらに、現在、IntelやSanDiskなどの老舗メーカー以外からも、安いSSDが販売されています。
参考:安価なSSDでもSATA最高クラスの速度が出る時代に、Plextorのバリューモデル「S3」をテスト
「安いSSDであっても、耐久性に問題なく、壊れやすいわけではない」というレビューが多いです。
私も、性善説的に、そう考えていました。リマーク事件が起きる前までは…
リマーク事件
– しかし、最初から不良品のSSDを販売していたメーカーがあります。(しかも複数)
参考1:Colorful製など低価格SSDの品質疑惑が炎上し祭りへ
参考2:SSDチップのリマーク問題インテル回答(2018年10月)
参考3:不良/故障のColorful SL500 640Gをリンクスインターナショナルに送る、3年保証!
簡単に要約すると…
- IntelがSSDチップを生産する。
- 生産したSSDチップには低い確率で不良品が混じる。不良品は「使えない」という刻印がされ、通常は廃棄される。
- 一部メーカーがこれらの不良チップを入手
- 不良チップにある、「使えない」という刻印を上から消して(リマーク)、一般向けに販売
- 不良チップは、Intel基準を満たしていないため、買った当初は正しく読み込めても、数か月で読み込めなくなる
上のサイトによると、Intelでないのに、「Intel製チップ使用」と謳っているメーカーのSSDは、もれなく全て不良チップを使っているようです。(参考2)
Intel基準合格品は全てIntelブランドのSSDとして販売されているはずですから…
さらに、「Intel製チップ使用」と書かれていないSSDでも、これらの不良チップを使用している可能性もあります。
不良チップ入りのSSDを販売していた疑いのあるメーカーは以下の通り。(参考2)
- AGI
- SUNEAST
- kingfast
- kingdian
- KingSpec
- LEVEN
- HIDISC
- PHISON
- Zheino
(※ここにないから絶対安全ということはありません)
– 数か月で壊れるかもしれない安価なSSDと、名のあるメーカーのSSD、数年間使うパソコンに入れるとしたら、どちらの方がトータルコスト安いですか?
かくいう自分も、上に記載のあるメーカーのSSDを購入し、数か月で壊れて、PCのセットアップしなおしなどで1日以上潰れました…
やっぱり「安かろう、悪かろう」なんですね…(いうほど安くもないのに…)
自分は結局、風見鶏でSanDisk製SSDを購入し直しました…
(風見鶏は価格も、送料も安いく、発送が速いので素晴らしいです。保証は実質ないのですが…)